肝臓の健康状態を示す数値は、GOTとGPT、γGTP、ALP、血清ビルビリン、LDHの6つです。

これらの大事なポイントを整理しますね。

GOTとGPT

GOTとGPTは肝臓に存在しアミノ酸の代謝に疲れる酵素のことで、これらの数値が高いと急性肝炎やアルコール性肝炎、肝硬変などの疑いがあります。

GOT基準値以上でGPTは基準以内ではあるがGOTより高い場合は肥満による脂肪肝である場合が多いといいます。

γGPT

γGPTは解毒作用に関わっている酵素ですので、この数値が高くなっている時は解毒作用が低下していると考えられます。

分かりやすい例ではアルコールを飲み過ぎて一時的に γGPTの数値が上がるケースです。

これはアルコールを控えればすぐに正常値に戻ると言われています。

痩せていてアルコールも飲まない人で肝臓の調子が悪くなると γGPTの数値が上がる場合があります。

非アルコール性脂肪肝は糖質の過剰摂取が原因で、γGPTは高いですがGOTとGPTは正常値です。

ALP

ALPは肝臓や腎臓、骨などで生成される酵素です。

胆管が詰まっていると血液中のALP濃度が高くなるので、胆管周辺に問題があると考えられます。

ただし他の臓器でも生成される酵素なので、精密検査では様々な臓器が対象となります。

成長期の子供でも数値が上がる場合がありますが、原発性胆汁性肝硬変という非常に珍しい病気が見つかるケースもあります。

血清ビルビリン

血清ビルビリンは赤血球が寿命を迎えて分解されてできる黄色い汁で、肝臓から胆管、小腸へと捨てられます。

この数値が高くなるのは、肝臓や胆道に異常がある時です。

肝炎や胆管結石を引き起こすと、白目や肌が黄色くなったり尿が茶色くなったりします。

LDH

LDHは糖分をエネルギーに分解する時に使われる酵素です。

体中に存在しているので、数値が高い時は精密検査を受けて全身を調べなければなりません。

血液疾患やウイルス性急性肝炎、肝疾患など様々な病気が疑われます。

肝臓は再生力が強く病気が悪化してから症状が出るという理由で沈黙の臓器と呼ばれることが多いです。

定期的に検査を受けないと自力では再生できないほど手遅れになっていることもあるため、健康診断で正しい数値を把握することが大切です。

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肝臓機能の数値γ-gtpについて

肝臓の数値として先ほどのGOTとGPT、γGTP、ALP、血清ビルビリン、LDHの中でも特に健康診断などでも注目されるのはγ-gtpではないでしょうか。

お酒に関係する数値としてよく取り上げられますのでここでも少し詳しく解説しますね。

そもそも肝臓は痛みを感じにくい

そもそも肝臓は人間の身体の中でも結構丈夫な臓器と言われています。

腎臓などと同じで、ここに異変がある時は、かなり悪い症状が進行している状態のため危険とも言われています。

ですので肝臓は普段生活でも、丈夫だからといって油断せずに大切に扱うことが健康上重要というわけです。

γ-gtp

肝臓機能に関する数値としてγ-gtpというものがありますが、これは酵素であって、肝臓や腎臓、膵臓、血液中などに含まれているものです。

GOTやGPTと同じく、タンパク質を分解する役割を担っています。

γ-gtpは、肝機能が傷んだり、結石やがんなどで胆管が詰まったときなどに血液中に出てきます。

ですので、肝臓や胆管の異常がないかどうかを調べるためには必須の数値と言えます。

健康診断では重要な検査の一項目となっています。

肝臓の異変である肝炎・肝硬変・肝臓がんなどになっていると高い数値が現れます。

胆管、すい臓、心筋梗塞などでも現れます。

一般的には、アルコールに敏感な反応を示しますので、毎日お酒を飲んでいれば高い数値になります。

アルコール性の肝機能障害にならないためにはとても大事な検査と言えます。

数値が高かったときは、お酒を控えるようにしていれば機能が回復して通常は数値は下がります。

γ-gtpの具体的数値の基準

健康基準の数値範囲(JSCC勧告では男性が50IU/l以下、女性が30IU/l以下とされています)に入れば一安心ですが、下がらない場合は、精密検査も必要になります。

肝障害、すい臓の炎症、すい臓がんなど、怖い病気にかかっている可能性があるからです。

精密検査の結果を基に、お医者さんの指導を仰ぎ、必要であれば早い内の治療が望まれます。

考えられる病気は、並べてみれば前述のものも含めて、アルコール性肝炎、アルコール性脂肪肝、胆汁うっ滞性肝炎、慢性・急性肝炎、薬剤性肝障害、胆石などがあり、いずれも放置しておけない病気です。

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